柴又帝釈天(=題経寺、葛飾区柴又7)で2月3日、節分会豆撒(まき)式が行われた。
同式典は柴又地域で古くから行われ、豆まきを行われる前に行う「節分問答(もんど)」は、災害をもたらす赤鬼と疫病をもたらす青鬼が侵入し、帝釈天の使いである神猿(かみざる)が追い返すというストーリーを中心とした寸劇。地元商店街の青年を中心に1週間以上前から練習を重ねてきた伝統行事で、台本は60年以上前から存在し、歌舞伎役者が作ったともいわれている。
節分問答が終わるとステージ上に裃(かみしも)を着けた来賓が詰め掛けた参拝客に豆の入った福袋をまいた。
今年はゲストとして、3月14日にリメークされる映画「ロボコップ」からロボコップが登場。ロボコップと地元葛飾署のキャラクター「フリコマン」「本田あやめ巡査」の3体が登場。振り込め詐欺防止を呼びかけながら、来場者たちに節分の豆をまいた。
イベントに参加した区内在住の40代の主婦は「リメークされる前の映画を見たことがあるが、想像と全く違っていた。子どもと一緒に見に来たが、小さい子どもにはかっこよく人気があるようだ」と話していた。