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メタルサイトで元聖飢魔IIメンバーが「布教活動」-悪魔のきっかけは「ベイ・シティ・ローラーズ」

メロイックサインを決める古川さん(右)と長山さん

メロイックサインを決める古川さん(右)と長山さん

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 インターネットショップ運営支援・コンサルティングを行う「ネットショップ総研」(葛飾区新小岩3)の運営サイト「メタル総研」で3月3日、元聖飢魔IIのドラマー・ジャギ古川さんのコラムが始まった。

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 「メタル好きの持つ人間性がECサイト制作のきちょうめんさに通じる」と考える同社社長の長山衛さんが、昨年8月「メタル好き限定インターン採用」を行ったところ、国内だけではなくスウェーデンなど国内外から約370人の応募があった。長山さんは「メタル愛好家や理解のある企業から多くの反響と応援があり、マーケットとして可能性を感じたのがサイト開設につながった」と話す。

 同サイトではメタルを幅広い層に知ってもらう狙いで、「メタル研究員」のインターン生5人のほか、メタル好きの米農家や弁護士などさまざまな職種の「メタルエキスパート」がコラムを執筆。今年1月に聖飢魔IIの三代目ドラマー・ジャギ古川さんがメンバーに加わった。

 ジャギ古川さんの現在の「世を忍ぶ仮の姿」は生命保険会社「保険マンモス」(港区港南2)の古川徹社長。加入のきっかけを「10万21歳くらいのとき」(古川さん)の学生時代に音楽サークルの先輩・デーモン閣下に誘われ聖飢魔IIで半年ほど活動し、就職を機に「悪魔から人間に帰依した」(古川さん)という。その後は趣味で音楽活動をしていたが、1999年に行われた聖飢魔IIの解散ライブで限定復活。多くの観衆の前でドラムをたたき、会場を沸かせた。

 古川さんはコラムで聖飢魔IIに籍を置きながらもメタル音楽のバックボーンはなかったと告白し、中学生の時に初恋相手の影響でベイ・シティ・ローラーズに傾倒したり、ABBAのメロディーラインが好きだったなど、「悪魔感ゼロ」(古川さん)の音楽遍歴をつづるほか、「アメリカの超一流セッションドラマーの多くは教会のマーチングバンドが音楽の原体験」といったエピソードも紹介。

 次回以降のコラムについて、古川さんは「次回は悪魔になるまでなど歴史と音楽を追いながら話をしていきたい」とし、「今後もジャンルにとらわれず、さまざまな音楽や楽器、奏法など幅広い布教活動をしていく」と話す。

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