四つ木の居酒屋で「ブリしゃぶ」人気に-ネギが終わればシーズン終了

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 四つ木の居酒屋「とりあへず」(葛飾区四つ木2、TEL 03-3697-6306)が提供している季節限定の「ブリしゃぶ」が、人気を集めている。

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 店主の大原さんと妻の久美子さんが始めて25年目を迎えた同店は、和食が中心の店。1階がカウンターとテーブル席で16席、2階の座敷が26席。客層は30~40代の会社員などが中心で、週末になると家族連れも訪れる。

 大原さんはすし職人からスタートして今年で40年。お通しで「マグロの漬け」を出すなど工夫を凝らしている。和食以外にもカニ玉やステーキなども用意し、「魚や野菜が苦手なお客様にも対応できるよう、定休日には他の店で研究しながらメニューを考える」と大原さん。

 現在は、旬のブリを使った「ブリしゃぶ」(1人前1,800円)のオーダーが多いといいう。大分県産のブリを使用したブリしゃぶは、ブリの骨から取った特製のダシにくぐらせて食べる。「昨年あたりからテレビで話題になっているが、当店では10年目の定番商品。値段を抑えられるのは手間をかけて材料費を抑えているから。その分お客様には満足していってほしい」(同)とも。

 ブリしゃぶのネギは、群馬県下仁田町産の下仁田ネギを使用。熱すると甘みの出る下仁田ネギは「鍋に入れると味が段違いに変わる。当店では鍋料理は全てネギの入荷次第でシーズンを決めている。ネギが終われば鍋のシーズンは終了」。

 久美子さんは「駅から離れている店だからこそ、主人と2人で知恵と工夫をこらしてお客様が喜ぶサービスを行っている。都心ではなく地元の店舗が頑張って盛り上げていきたい。不景気の今、食事くらいは明るいものにしていきたい」とも。

 営業時間は17時30分~24時。火曜定休。

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