亀有の自治会である清交自治会が自治会発足から50年を記念し、亀有地区センター（葛飾区亀有3）で１月23日、記念式典が行われた。

　同自治会は、戦前からある亀有香取神社の崇敬団体「清交会」が1959年に自治会として発足したもの。亀有2丁目と3丁目の一部、約470世帯が対象地域で、そのうち90％以上にあたる450世帯以上が加盟している。同自治会は亀有銀座商店街（ゆうろーど）と旧水戸街道に面しており、古くから商店を営む家族がいるのが特徴。

　記念式典では年功功労者や近隣自治体の来賓客を含めた60人以上が参加し、年功功労者の表彰式も行われた。

　6代目の自治会長にあたる島田会長は「他の自治会では流入、流出が多いが、加盟率が高いのは親から子へと地域社会の貢献が世襲されるいい部分がある。例大祭になると老若男女問わず盛り上がるのも下町の自治会ならでは」と特徴を話す。

　また「今後は地域の貢献だけでなく、高齢化や少子化、そして防災問題を自治会全体で考え、互助していく関係を強化していきたい。そのためには自治会でも若い会員が活躍できるような場面を創出していければ」（同）と今後の自治会のあり方にも触れた。