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亀有「葛飾大音楽祭」-復興支援で絆結び、被災地の子どもたちによる演奏も

ステージでバンドのメンバーと歌い踊る被災地の子どもたち

ステージでバンドのメンバーと歌い踊る被災地の子どもたち

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 亀有リリオパーク(葛飾区亀有3)で8月30日、「葛飾大音楽祭」が開催された。

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 同イベントは、ロックバンド「THE SNEEZA(スニーズ)」のボーカル大泉昴(すばる)さんが発案。東日本大震災後、区内の有志が集まったボランティアに参加して南三陸町にある歌津泊浜の被災者と交流を深め、「バンド音楽として何かできないか、復興支援とともに、地元葛飾にも何か還元したい」という思いが強まり企画。普段の活動で知り合ったバンド仲間に声をかけて昨年初開催し、区内・都内のバンドはもとより、遠く大阪のバンドも参加した。

 会場では募金箱を設置。バンドのCDやTシャツなど、グッズの販売収益の一部も復興支援基金として寄付する。昨年は収益で、南三陸町の「名足(なたり)保育園」に大太鼓、小太鼓、カスタネットなど楽器を贈ったという。

 今年はロックやポップスを中心に、およそ20組の2つのステージでパフォーマンスを繰り広げた。メーンステージは、昨年楽器を贈られた同園の園児と名足小学校の児童が1年間の練習を発表した演奏。「THE SNEEZA(スニーズ)」のメンバーと共に、映画「となりのトトロ」のエンディングテーマ「さんぽ」、AKB48の「恋するフォーチュンクッキー」を演奏。「恋チュン」では、バンドメンバーのボーカルに合わせてダンスを披露する園児の姿に、観客から「かわいい」と声が上がった。

 演奏の最後は園児たっての希望で、テレビ東京系アニメ「妖怪ウォッチ」から「ようかい体操第一」を披露。観客で来た子どもたちがステージ前で一緒に踊る場面も見られた。

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