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26年ぶりにリカちゃんのパパリニューアル ママも14年ぶり

リニューアルしたパパとママ

リニューアルしたパパとママ

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 タカラトミー(葛飾区立石7)が4月30日、着せ替え人形「リカちゃん」のパパとママをリニューアルした。パパの「香山ピエール」は26年ぶり、ママの「香山織江」は14年ぶりのリニューアルとなる。

リカちゃんファミリー

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 1967(昭和42)年に誕生した「リカちゃん人形シリーズ」は、時代や流行を意識し、ファッション、職業、家族の設定も時代を反映しながら変化している。

 今回が6代目となるママの「香山織江」は、1969(昭和44)年に初登場。ファッションデザイナーという設定で髪型をアップスタイルにした初代、家事万能の2代目、若くて美しい母をテーマにした3代目、凜としたスーツ姿の4代目、友達感覚の親子を表現した5代目など、時代と共に移り変わる母親像を色濃く反映させている。6代目のテーマは、「美しく、自分のスタイルを大切にするママ」。瞳をより大きく強調し、これまで正面を向いていた目線を「リカちゃん」と同じ左向きにすることで、より若々しく親子で似た顔立ちになった。髪型はセンターで分けたロングのカールヘア。

 1989(平成元年)年に発売されたフランス人のパパ「香山ピエール」は、「マイホームパパ」をイメージ。長女の香山リカを始めとする6人の子育てや家事に積極的に関わる姿が評価され、2014年には「イクメン オブ ザ イヤー2014(イクメンキャラクター部門)」を受賞している。26年ぶりにリニューアルされた2代目は、「積極的に育児や家庭に関わり、やさしく、カジュアルでスタイリッシュなパパ」がテーマ。初代と比べ、太い眉毛から整った眉毛となり、目尻が少し下がってやさしさを強調した顔立ちとなった。服装は、初代がスーツ姿だったのに対し、今回はシャツにデニムスタイルとカジュアルになっている。

 今回リニューアルに至った経緯について、タカラトミー広報の村山麻衣子さんは「現リカちゃんユーザーの子どもモニターを調査していく中で、付き添いである母親や父親の傾向も変化しているのを感じ、いまどきの両親像をテーマに企画を進行した」と話す。開発段階では「トレンドが目に見えるようなデザイン性と、子どもたちから見たママとパパのやさしい微笑」にこだわったという。

 同シリーズを通じ、「女の子とそのママがごっこ遊びの時間を通して、家族の役割を考え、人に対する思いやりを自然に身につけてくれたらうれしい」と村山さん。

 価格は、「リカちゃんのきれいなママ」(3,000円)、「リカちゃんのやさしいパパ」(3,200円)(以上、税別)。全国の玩具店、タカラトミー通販サイトなどで販売している。

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