葛飾総合スポーツセンター(葛飾区奥戸7)で10月25日、東京都葛飾区のサッカーチーム「南葛SC(TOPチーム)」の東京都社会人3部リーグ最終戦が行われた。同チームは、9月27日にリーグ昇格が確定していたが、当日の試合結果により全勝で今期のリーグ戦を制覇し、全勝で東京都社会人2部リーグへの昇格を決めた。
当日の試合会場は寒風が吹き荒れるも、スタンドではからサポーターによる「今そこにあるサッカーを愛せ」という熱いメッセージを乗せた応援歌が響き、小さな子どものサポーターも一緒に手をたたきながら試合を見守る姿も。
前半23分、砂岡選手の得点で試合の均衡を崩した南葛SCは、後半6得点を挙げ、結果、7対0。これにより、同チームの男子「TOPチーム」、女子の「Wings」共に、今期、全勝でリーグ戦を制した。
試合終了後にはセレモニーが行われ、この日のために、ウエアサプライヤーを務める「SOLUM」から贈られたという昇格記念Tシャツを身に着けた同チームの選手・スタッフ一同がグラウンドに姿を現した。
セレモニーは同チームの理事長、及川達也さんの「頑張った選手たちに大きな拍手をお願いします」の声による、大きな拍手で幕を開け、「目標であるJにも一歩、なでしこにも一歩、近づいたかと思う。葛飾区さんにも協力いただき、葛飾区に夢のサッカー専用スタジアムの実現に向けて、来シーズンも頑張っていく」という後援会会長の高橋陽一さんからのあいさつでは会場が大きく沸いた。
セレモニー終了後、南葛SC総監督の向笠実さんは「強いチームの1番下に入るので、どんな試合になるかわからない。待ったなしで上にあがらなきゃいけないので、来期の構想をしっかりしてチャレンジしたいと思う」と笑顔をこらえた厳しい表情で来期を見据えた。