東金町小学校(葛飾区東金町1)で11月2日、有志団体「レペゼン金町」から同校児童たちへ楽器が贈呈された。
同団体の活動は「子どもたちに笑顔と音楽を~金町を代表して 自分たちが進んで子どもたちが笑顔になる活動をする」をスローガンに掲げ、4月より「レペゼン金町Tシャツ2015」の活動を開始。オリジナルTシャツを制作し、収益から経費を差し引いた金額を音楽に関するもので金町近郊の小学校へ寄付するというもの。
最終的に金町駅周辺の63店舗の協力で626枚のTシャツが売れた。その中から56万1,400円が金町駅周辺の4つの小学校、東金町小学校、金町小学校(金町3)、末広小学校(金町4)、原田小学校(東金町2)へそれぞれ楽器として贈られる。
同日は贈呈式が行われ、同団体の代表として菊永健吾さんと小林貴史さんが出席。同校の代表児童から「たくさん練習をして音楽会などで使っていきたいです。本当にありがとうございました」とお礼が述べられ、贈呈楽器を使用して感謝の演奏が行われた。
「この日のためにやってきたかいがあったし、児童の演奏が本当に心に響いた。児童の笑顔が実際に見られて、自分たちの活動に自信が持てたのもうれしかった」と菊永さんは話す。「金町駅周辺の店舗がつながっていることの一つに音楽があり、地域へ音楽の楽しさを広めたいという思いが今回の寄贈につながった。子どもたちにはもっと音楽を好きになってもらいたいし、団体の活動を将来受け継いでくれることも願う」とも。
同小学校以外の3校へも11月中に楽器が届けられ、贈呈式が行われる予定。今後はそれぞれの小学校の音楽会でも「レペゼン金町」との交流が行われるという。