葛飾区の青戸商店会連合会で10月31日~11月8日、同地区商店会初の合同イベント「みんなの青戸フェア2015」が開催された。
参加商店会は、青戸銀座商栄会、青戸公団前通り商栄会、青戸サンロード商店会、北ウィング青戸商店会、青戸ミナミ通り商店会。合わせて44店舗が参加した。
イベントは、青戸の5つの商店会で買い物をした客にシールを配布。3商店会分集めると三角くじが引けるというもの。コンセプトは「青戸の宝発見」。景品は計660点をそろえた。
青戸は、タカラトミー(葛飾区立石7)の前身「タカラ」の本社があった町であることから、「リカちゃんの町、青戸」をアピールすべく、同社の協力でタカラトミー商品を景品として用意した。
企画の経緯について、青戸サンロード商店街「ハナヒデ花園」店主の加藤裕章さんは「商店会単独のイベントはそれぞれに行ってきたが、盛り上がりがイベント後まで続かない。そこで、地元商店会同士がタッグを組み、横のつながりで盛り上げるイベントをしようと提案した」と話す。
11 月7日・8日の抽選会では、地元の親子連れが集まり、抽選を楽しんだ。地元サッカーチーム「南葛SC」によるサッカーコーナーや、吉本芸人によるマジック、マイクパフォーマンスなども行われた。
同イベントをきっかけに、初めて店舗に訪れたという人も多く、抽選会場では「こんな店があるなんて知らなかった」「これからも行ってみたい」との声が上がっていた。
加藤さんは「地元住民から、青戸の商店会もがんばっているね、という声をかけられることが多かった。ほかの商店会の人と話すと、アイデアがどんどん出てくる。これからも横のつながりを大切に、商店主も顧客も楽しい商店街を作って行きたい。それが私たちにできる町づくりだと思う」と話す。
イベントは、今後も企画する予定という。