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奥戸の温泉施設で音楽フェス「湯会」 新潟アイドルらにファン熱狂、握手・撮影会も

Negiccoによるライブステージ

Negiccoによるライブステージ

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 温泉施設「東京天然温泉 古代の湯」(葛飾区奥戸4)の大宴会場「華の間」で1月31日、若者に人気の音楽フェス「湯会」が開催された。

普段は演歌歌手による艶やかな歌謡ショーが行われる

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 温泉旅館への若い世代の需要創出を狙い、2009年から全国の温泉宿で行われてきた同フェス。昨年惜しまれつつ一時休止となったが、今回多くのファンのラブコールが実り、場所を変えて復活したという。

 今回企画したNPO法人「YUKAI」の理事・外山健太郎さんは、イベントの魅力を「畳の上でリラックスしながらお酒、食事を楽しみ、音楽に触れる。そしてライブで体を動かした疲れも温泉に入ればすぐ取れる」と語る。

 普段は岡千秋さんや平浩二さん、宮路オサムさんといったベテランから新人歌手まで華やかな歌謡ショーが繰り広げられ、60代を中心とした年配客でにぎわう350畳の大宴会場「華の間」が、この日は20代を中心とする600人以上の若い客であふれかえった。

 入浴後、館内着に着替えた客は、1990年代ヒット曲のDJプレーに乗って思い思いに踊り、座敷はまさにディスコ状態に。

 ボルテージが最高潮になったのはアイドルグループ3組のライブから。lyrical school、Especia、新潟発のアイドルグループNegiccoのステージの際には長ネギ色をしたファン必須のペンライト「ねぎライト」が揺れた。

 朝11時から始まった同イベント。ステージの合間には各アイドルグループによる握手会や撮影会なども行われた。終了間際の17時前にはDJがプレーしているステージに客がなだれ込み、熱狂のうちに幕を閉じた。

 「古代の湯」で10年勤めている掃除担当の女性は「こんなに若い方が来たのは初めて。若いって素晴らしいわね」とうれしそうに話していた。

 2012年から去年まで同フェスは横浜・綱島温泉の施設「東京園」で開かれていた。そのころから「湯会」の常連だという30代の男性は「綱島のときはイベントが終わった後、館内に来ていた地元のおじいちゃん、おばちゃんと一緒にカラオケに興じたり、『作って来たお漬物とか食べなよ』と僕らにもフレンドリーに接してくれたりした。今後はそういう地元の人と触れ合える場所にしていってもらえたら」と、次回開催時の要望も話していた。

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