タカラトミー(葛飾区立石7)のオリジナル女児キャラクターのミニドール付きハウス玩具シリーズ「こえだちゃん」が3月3日、発売から40周年を迎える。
1977(昭和52)年に誕生した「さくらんぼの妖精」こえだちゃんは、木の形をしたハウス玩具「こえだちゃんと木のおうち」をシンボル商品として、自然をテーマとした遊びの世界を展開。初めて同商品で遊んだ世代も、今では自分の子どもと一緒に遊ぶ年齢となったこともあり、親子2世代に愛されるキャラクターとして周知されている。
これまでに同商品は、木のおうちが8回、付属するミニドールのこえだちゃんも度々リニューアルしてきた。いずれも自然をテーマにしたファンタジックな世界観やトレードマークの「おだんごヘア(こえだんご)」など「こえだちゃん」らしさを守りつつ、ミニドールは足を曲げて椅子などに座れるようになり、木のおうちには、電動のエレベーターや、楽しいせりふ、効果音が出るような仕掛けを組み込むなどの進化を遂げている。
同社の広報を担当する池澤圭さんは「幼稚園のころ、大きな木がパカッと開いてメルヘンチックなおうちになるのを初めて見た時のときめきや、エレベーターにこえだちゃんをのせて動かした時のわくわく感は今でも忘れられない」と自身の思い出を話す。
池澤さんは「こえだちゃんと一緒に遊んで、ファンタジックな世界観を通して、自由な想像力を育くむお手伝いができたらうれしい。かつて『こえだちゃん』と遊んでくださった大人の方にも、子ども時代にドキドキ・わくわくした思い出を呼び起こしていただきたい」とも。
40周年記念の新作アニメ「みどりのくにのおともだち こえだちゃん」がユーチューブタカラトミーチャンネルで公開されるほか、7月からは八王子市夢美術館で、歴代玩具や初期のイラストなどを展示する「こえだちゃんの世界展」も開催予定。