葛飾区立末広小学校(葛飾区金町4)で5月25日、同区に本社・生産工場を置くカインズの社員が講師となり、小学生向けの木工教室を行った。
同社では2015年から、社内で地域社会貢献活動に取り組むチームが中心となり、同区内にある児童館各所で同教室を展開している。小学校での開催は今回が初。
放課後子ども事業(わくわくチャレンジ広場)として実施された同教室には35人の児童が集まり、オリジナルのペン立てを製作。好きな木を選び、紙やすりで削った後、ペンとクリップを立てるための穴開け作業に加え、クリップを接着剤で貼り付けた後に色を付けて完成させた。
穴開け作業を間近で見ていた児童からは「怖い」という声が上がったが、穴を開ける場所や色に迷いながら木工作業に汗を流していた。
わくわくチャレンジ広場、サポーター(指導員)の篠原悦子さんは「やすりがけは飽きてしまう子もいると打ち合わせで聞いて心配していたが、今日はいつもより真剣に子どもたちが取り組んでいた。いつも違う子どもの表情を見られて驚き、うれしかった」と話す。