葛飾・堀切のカフェ&ギャラリー「aire ameno」(葛飾区堀切4)で6月24日、「石井洋平 硝子作品展~夏なんだね~」が始まった。
葛飾でガラス作品を作る石井洋平さんの、グラスをはじめとした器、一輪挿し、風鈴などの作品を展示する同展。石井さんは大学卒業後、専門学校でガラスの制作を学び、福井や青森のガラス工房で制作に携わり、2012年から東京で活動している。
代表作はグラスに女性用の下着を履かせたデザインの「パンティグラス」。「何を作ろうか煮詰まっていたとき、ふと、パンティを履かせようと思いついた」と制作のきっかけを話す石井さん。子どものころから人を楽しませることが好きだという性格もあり、遊び心として表現しているという。
同展では、夏をテーマにした金魚柄やボーダー柄をはじめ約25種類のパンティグラスを用意。そのほか、15種類のガラス作品を展示し、ガラス特有の透明感や採光による光、風鈴の音色で夏を感じる空間を作り上げる。
埼玉県草加市から訪れた女性は「名前だけ聞くと恥ずかしさもあるが、実際見てみると繊細でかわいらしい。女の子が見せたいかわいさを上手に表現しているように感じた」と作品を手に取りながら話す。日頃から同グラスを愛用しているという大坂府堺市在住の女性は「グラスによって紅茶や豆乳など、注ぐ飲み物で見た目も違って楽しい」と、新しい柄を探していた。
「手作りなので一つ一つ微妙に『体形』も違う。ぜひ、作品を見にきてほしい」と石井さん。
開催時間は11時30分~19時(最終日は18時まで)。7月2日まで(6月26日・27日は休み)