葛飾のボウリング場「四つ木イーグルボウル」(葛飾区四つ木5)が5月31日で閉店し、50年の歴史に幕を閉じる。
1971(昭和46)年に開店した同施設は、当初より若者から年配客まで幅広い世代が利用する地元のレジャースポットとして愛されてきた。プロボウラーも多く輩出した同施設は常連客も多く、オープン当時から今でも来店している利用客もいるという。しかし、昨年から続く新型コロナウイルス感染症の影響で閉店の決断に至ったという。
閉店について、2000(平成12)年から21年間勤務している立澤国彦支配人は「ただただ残念の一言。閉店告知の1カ月前にスタッフを集め説明したが、辛かった。閉店を告知した際には、常連客からに泣きつかれたほど。良いお客さま、良いスタッフ、良い建物・設備に恵まれて営業できたことに感謝したい」と閉店を惜しむ。
これまでについては、「所属プロボウラーが全国規模のメジャーな大会で優勝したときはとてもうれしかった。何よりお客さまとの交流など語り尽くせないほどたくさんの思い出がある」と振り返る。
「この建物がどのようになるか分からないが、この古き良き雰囲気を残せたら」と話す立澤支配人。同施設の象徴でもある入り口前の巨大なマスコットピンについては、「営業が終わっても、このピンが残され、以前ここにイーグルボウルがあったことを世代が変わっても伝えていけたら」と思いを述べた。
レーン数は24レーン。閉店までの営業時間は、5月29日まで=9時~20時、同30日・31日=9時~18時。