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堀切菖蒲園のハナショウブが見頃に 江戸時代の錦絵で堀切のPRも

見頃を迎えている堀切菖蒲園のハナショウブ(5月31日撮影)

見頃を迎えている堀切菖蒲園のハナショウブ(5月31日撮影)

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 堀切菖蒲園(葛飾区堀切2)のハナショウブが現在、見頃を迎えている。

案内看板にあしらわれた堀切菖蒲園ゆかりの錦絵

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 葛飾・堀切は江戸時代からハナショウブの名所の一つとして広く知られ、区の花にも指定されている。同園では約8700平方メートルの敷地に、江戸花菖蒲を中心として約200品種・6000株のハナショウブを栽培する。

 例年、ハナショウブの見頃に合わせて開催されている「葛飾菖蒲まつり」は、新型コロナウイルスの感染拡大の状況を踏まえ中止となったが、同園では、ソーシャルディスタンスを保ちながらハナショウブを鑑賞する見物客の姿が見られた。

 葛飾区観光課の林智貴さんは、「地域の皆さんが精力的に準備を進めていたのでおまつりの中止はとても残念。ハナショウブは見頃を迎えているので区のホームページなどで開花状況を写真や動画で伝え、来年につなげたい」と話す。

 堀切のハナショウブは安藤広重や歌川豊国らの錦絵にも描かれていることから、初の試みとして、最寄りの堀切菖蒲園駅より堀切菖蒲園までの道案内看板に錦絵をあしらい、江戸名所として親しまれてきた歴史を伝えている。

 林さんは、「看板を見ながら堀切の町の歴史を感じ、散策を楽しんでもらえたら」とも。

 開園時間は8時~17時。6月1日~25日=8時~18時。入園無料。

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