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葛飾・柴又の旧東関部屋に二子山部屋が移転 相撲ファンに開かれた部屋目指す

稽古で汗を流す二子山部屋の力士たちと二子山親方

稽古で汗を流す二子山部屋の力士たちと二子山親方

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 閉鎖された旧東関部屋(葛飾区柴又2)に埼玉・所沢を拠点としていた二子山部屋が移転し、5月1日に始動、二子山親方(元大関・雅山)が今の心境を語った。

二子山親方(元大関・雅山)

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 葛飾区は2016(平成28)年、地域活性化などを目的として相撲部屋の誘致を発表し、2018(平成30)年、同地に東関部屋が開設。2019年12月に先代東関親方(元前頭・潮丸)が死去し、元小結・高見盛が部屋を継いだが、4月1日付けで閉鎖された。

 現状について、二子山親方は「相撲の稽古は出稽古がとても大事。他の部屋の強い力士と稽古することでどんどん強くなっていく。コロナの影響で他の部屋の力士に稽古をつけてもらうことができなくなってしまい、苦労して稽古指導しているが、初心に帰り基礎を見つめ直す機会だと思い、しっかり食べて体づくりをしながらトレーニングを行っている。相撲に限らず他のスポーツや仕事でも基礎は大事なこと。コロナ禍で厳しい状況は変わらないが、力士たちは頑張っている」と力を込める。

 地域との交流について、「二子山部屋は移転前から後援会の方や一般の方に開放して稽古見学など行っていた。青木区長も葛飾区は相撲好きな人が多いと言っていて、今回の移転も縁だと思う。二子山部屋はまだまだ若い部屋なので、早く皆さんにも稽古を見て応援してもらい、番付が上がっていく姿を見守っていただけたら。地元の店にも時間を気にせず食べに行ったり、区のイベントにも参加していきたい」と展望を語る。

 「葛飾区には九重部屋もある。関取もたくさんいる大きい部屋で、それに比べると二子山部屋はまだ若い部屋。強くて人間的にもしっかりとした力士をどんどん増やして、九重部屋と一緒に葛飾区を盛り上げていきたい」と意気込む。

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