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葛飾・堀切で「メロン育て隊収穫祭」 地域の新たなつながり目指す

路地が多い堀切はメロンの網目のよう

路地が多い堀切はメロンの網目のよう

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 堀切ラッキー通り商店街にある菖蒲七福神(葛飾区堀切3)前の特設会場で7月18日、「第6回堀切メロン育て隊収穫祭」が行われた。

イベント取りまとめ役の田辺紀之さん

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 同イベントは商店街会員の城北信用金庫堀切支店が行っていたメロン栽培に着目し、「メロン育て隊」として2016(平成28)年から開催。「地域とつながれるイベントを行う」ことを目的に、商店街の関係者がメロンを育て、栽培期間中は商店街の至る所でメロンの苗木を見ることができる。結果発表である「収穫祭」では、実ったメロンの重さ順に1~3位を決める。

 参加した吉田クリーニング店(堀切3)の吉田登志昭さんは「子どもたちが家の前を通る度にメロンの大きさを見て声を掛けてくれる。アドバイスをくれる人や褒めてくれる人がいて今年はすごく楽しくできた」と話す。

 現在、このイベントを取りまとめる松葉せんべい(堀切2)の田辺紀之さんは「商店街の店舗、会員以外の一般参加者も増えメロンを育てるようになり、新しいつながりや出会いができている」と成果を喜んでいる。

 メロンの育成は3カ月ほどだが、イベントは半年以上かけて準備を行っている。1月から苗の手配、鉢の確認、土の用意、4月に苗の配布会を行い、その後は1カ月ごとに苗の育成相談会を開き収穫祭につなげていく。路地が多い堀切の地図がメロンの網目に似ていることから、地図と網目を合体させたオリジナルTシャルも製作。

 田辺さん自身も6年間毎年育てているが、コツがつかめてきたのは一昨年からで、始めてから1~2年目のころは、時がたつと枯れていたこともあったという。

 今後について、田辺さんは「地域の人同士がメロンの網目のようにつながっていけたら。イベントを大きくするよりつながりを育てていきたい」と笑顔で話す。

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