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葛飾・鎌倉公園南側エリア、リニューアルから2カ月 家族連れでにぎわう

鎌倉公園「自然体験ゾーン」いかだ渡りで遊ぶ親子

鎌倉公園「自然体験ゾーン」いかだ渡りで遊ぶ親子

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 葛飾区立鎌倉公園(葛飾区鎌倉1)南側エリアがリニューアルオープンし、2カ月がたった。

木製チップを敷き詰めた鎌倉公園「大きなすべり台」

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 同園は昭和40年代より段階的に整備されていたが、近年は施設の老朽化が進んでいた。「地域の庭として人々が集い憩える公園」への改修工事が検討され始めたのは2015(平成27)年。リニューアル前には「公園全体のテーマがぼやけている」「施設や設備がユニバーサルデザインになっていない」「個々の植物が埋もれていて雑多な印象」など、さまざまな課題が挙がっていた。

 リニューアル後の同エリアは「じゃぶじゃぶ池」「大きなすべり台」「自然体験ゾーン」「水琴窟」「花時計」「芝生広場」「野草管理所」「野草園」の8エリアに分かれている。花時計のオープン時のデザインは、区立鎌倉小学校の児童が考案した。野草園は都内でも珍しい施設で、約200種類の植物を見ることができ、管理所では見頃の植物の案内や展示を行う。同園では随時、野草などの説明が聞けるガイドツアーやイベントも開いている。

 ゴールデンウイーク期間中も、同園は多くの人でにぎわった。「大きなすべり台」の下には木製チップが敷き詰められ、裸足で遊ぶ子どもの姿があった。管理所に展示されたメダカやカエルなどの生き物を観察したり、楽しみながら学べる「アズマヒキガエルのすごろく」などで楽しんだりする親子の姿も見られた。

 現在、養生中の芝生広場も7月頃には開放する予定で、夏には噴水のあるじゃぶじゃぶ池で水遊びも楽しめるという。改修工事が続く同園北側エリアと高架エリアは今冬のオープンを予定。家族で来園していた30代女性は「野草や生き物と触れ合えるのはとてもいい。設備もきれいで、夏になれば水遊びもできるので楽しみ」と期待を寄せる。

 開園時間は9時~18時(4月~9月)、9時~17時(10月~3月)。

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