葛飾・東新小岩を拠点とするドローンサッカーチーム「東京アンテナボンバーズ」が6月5日、茨城県守谷市で開催された一般社団法人日本ドローンサッカー協会主催の公式戦で初優勝した。
ドローンサッカーは、2016(平成28)年に韓国で発祥した競技で、プラスチックフレームに覆われた専用のドローンボールを、両サイドの空中に設置したゴールに入れて得点を競う競技。近年、日本でも競技人口が増えているという。
同チームは、東京アンテナ工事(葛飾区東新小岩5)の企業チームとして結成され、今年2月、「ドローンサッカー3on3ランキング戦」でデビュー戦ながら準優勝。公式戦2戦目となる今回は、予選3試合を全勝で勝ち抜き、決勝戦では前回大会で敗れた「楽天・東京チーム」と再び対戦。第1・2セットは機体トラブルもあり劣勢だったものの、最終3セットで猛烈な追い上げを見せ、ト-タルスコア21対18で逆転勝利し優勝に輝いた。
この勝利で同協会のランキング1位となり、今後、ランキング首位をキープできれば、今秋、韓国で開催される世界大会に出場できるという。
主将の三矢遼太郎選手は「前回大会の雪辱を晴らすことができた。優勝してもおごらず、今後も練習を続けていきたい」と話し、ストライカーの猪飼桃吾選手とディフェンダーの服部昌樹選手も「決勝では1ラウンド目にリードされて焦ったが、何とか念願の1位になれた。次の大会でも優勝できるように頑張りたい」と意気込む。
三矢宏監督は「会社の敷地内にも屋内練習場を作って、たくさん練習してきた。選手たちの努力の成果が出ての日本一(ランキング1位)。会社の名前が付いた、このチームで初優勝できてうれしい」と優勝の喜びを語る。