ビームス(渋谷区)が展開している「ビームスジャパン」は4月から、「男はつらいよ ビームス篇(へん) 寅(とら)年」と題して、映画「男はつらいよ」とコラボレーションした新商品を販売している。
ビームスジャパンは、日本の良さや面白さを世界へ発信するプロジェクトとして2016(平成28)年にスタート。新宿・渋谷・京都の3店舗を中心に、「日本の技術や文化が光る」商品を展開している。これまでに神戸市・別府市・名古屋市などの地方自治体や、ファッション業界以外の異業種などともコラボレーションを行っている。
「男はつらいよ ビームス篇」は、2019年に公開されたシリーズ50作「男はつらいよ お帰り寅さん」の公開に合わせて始めたのが初で、今回が3回目。企画するビームスジャパン・クリエーティブディレクターの鈴木修司さんは「以前まで映画に合わせて企画を行ってきたが、どのシリーズも好評だった。今年は寅(とら)年に合わせて企画した」と話す。
今回販売する商品は、岐阜県土岐市のすし湯飲み専門メーカーに製造を依頼した湯飲み、大分・別府で作る「寅」の文字をモチーフしたツゲのキーホルダー、第48作「寅次郎紅の花」の作品を連想させる塩味のジェラートなど、作品に登場した地域と連携している。
同作品の大のファンでもある鈴木さんは、寅さんについて、「作品は全て見ているが、どの作品も日本らしい原風景が残っていて、日本の良さを感じさせる」と話す。今後については、「現在も商品企画は進んでおり、年内に発表できれば。寅さんとのコラボアイテムを通じて日本の良さを感じてほしい」とも。
商品はビームスジャパンの各ショップ、オンラインで販売している。