葛飾区保健所は、新型インフルエンザが関西圏で流行しているのを受け「発熱相談センター」を設置した。
同所はインフルエンザ感染が確認している地域に渡航した、またはインフルエンザ感染の疑いのある患者に接触し、発熱の疑いのある区民を対象に、専用の相談窓口を設置。対象者の相談に応じる。
同区のホームページでは「インフルエンザとは?」「渡航に際して注意すること」「くしゃみをするときのエチケット」など、ポイントを絞った新種インフルエンザに対するFAQなども設置し、区民の理解を広めようとしている。
今回のインフルエンザの報道で、亀有駅周辺の薬局ではマスクが不足する事態も。大型ドラッグストアでは「入荷の度にまとめ買いする人も。次回のまとまった入荷のめどが立たない」と予想以上の反響に驚いている。
亀有地域で古くから薬局業を営んでいる亀有薬局(葛飾区亀有4)でも在庫するマスクが品切れ寸前の状態。同店の高円さんは「使い捨てのマスクなら若干数あるが、この数日でなくなる見通し」と話し、マスクについては「通常の口を隠すマスクではなく、鼻もしっかりとガードできるマスクを購入しないと効果がない」とマスクを求める客にアドバイスする場面も。
今回のインフルエンザ騒動については、「今までこの季節にマスクが売れるというのは初めて。マスクが一番有効だが、うがいや手洗い、栄養管理など普段の生活が重要」(同)とも。
相談窓口(TEL、03-3691-9636、9時~17時)、それ以外の時間帯は東京都休日夜間発熱センター(03-5320-4509)へ。