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葛飾出身の落語家による落語会「カツシカのハナシカ」、地元への落語普及で活動再開

三遊亭吉馬さん(左)と三遊亭仁馬さん

三遊亭吉馬さん(左)と三遊亭仁馬さん

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 葛飾区出身の2人の落語家による落語会「カツシカのハナシカ」が9月4日、セイズホール(葛飾区立石7)で開かれた。

「カツシカのハナシカ」寅さん像と一緒に映る写真を鑑賞

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 五代目三遊亭圓馬に入門した葛飾区小菅出身の三遊亭吉馬さんと葛飾区柴又出身の三遊亭仁馬さんの2人が地元・葛飾で落語の普及を目的に始めた同イベント。2人は兄弟弟子の関係で、吉馬さんが兄弟子に当たる。2018(平成30)年の第1回を皮切りに定期的に開いていたが、2020年からはコロナ禍のため中止し、今回は3年ぶりの開催となった。

 オープニングトークでは、コロナ禍で開催できなかった間の話や地元・葛飾の話題を面白おかしく話し笑いを誘った。今回の落語会のためプロカメラマンに柴又で撮影してもらったという2人の写真をモニターに映し、その出来栄えに客席から歓声が起こった。その後、2人が2演目ずつ落語を披露。参加した葛飾在住の40代男性は「久しぶりに生の落語公演に見ることができ、楽しい時間を過ごせた。これからも地元を盛り上げてほしい」と期待を寄せる。

 仁馬さんは「中断していたこの落語会が再開できてとてもうれしい。2年中断していたにもかかわらず、たくさんの人に来場してもらい、地元・葛飾の皆さんの懐の広さを感じた」と振り返る。

 吉馬さんは「この2年間はコロナ禍で落語や演芸が存続できるか非常に揺さぶられた期間だった。再開でき、お客さんにも集まってもらいとても感謝している」と言い、「以前より、ボランティアとして葛飾の小学校で落語をしているが、今後も子どもたちや地域の人たちに落語を聴いてもらい興味を持ってもらえたら」と呼びかける。

 2人は10日22日、テクノプラザかつしか(青戸7)で開催される「第38回葛飾区産業フェア」でも落語を披露する。

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