葛飾の高砂北公園(葛飾区高砂4)で10月30日、「第13回高砂音楽祭(通称=高砂ウッドストック)」が行われた。
同祭は「葛飾を代表する音楽祭を開き、高砂の知名度を上げる」ことを目的に、2008(平成20)年に第1回を開催。以来、毎年10月に定期開催してきたが、コロナ禍のため2年連続で中止となり、3年ぶりの開催となった今年は快晴に恵まれ、同園に多くの区民が集まりにぎわいを見せた。
メインステージでは「シュガーベイビーズ」「ザ・ボノボンズ」「ミリアン」「Two D's」の4バンドとメンタリスト大久保雅士さんがパフォーマンスを披露し、多くの観客を盛り上げたほか、例年同様、フードやドリンクの出店やフリーマーケットなども行われた。
今回は「高砂に集まれ、正義の力!」をテーマに、関東近郊から20組のご当地ヒーローが集結。葛飾区の「仮面の守護者ゼロング」、中野区の「サブカル営業旋士ブローノヴァ」らは、メインステージでヒーローショーを開催。会場を練り歩く栃木県大田原市の「訛之助(なまりのすけ)」、栃木県鹿沼市の「超獣甲機カヌマイザー」らは写真撮影の要望に応え、来場した子どもたちは普段見ることのないご当地ヒーローたちとの交流を楽しんだ。
来場した高砂在住の30代女性は「毎年参加していたので、3年ぶりに高砂でライブを見られてうれしい」と話し、家族で来場したという40代男性は「こんなに多くのご当地ヒーローを見るのは初めて。子どもたちもとても楽しんでいた」と笑顔を見せた。
同祭実行委員会代表の石川拓磨さんは「3年ぶりということもあり、開催前はどれくらいの人が来てくれるか未知数だったが、想定以上の来場があった。地元の皆さんも待ってくれていたのでは」と喜ぶ。来年の開催については、「企画も既に集まっており、自分でも驚くようなものもある。ぜひ来年も楽しみにしていただければ」と呼びかける。