葛飾区がウェブサイト「かつしかデジタル美術館」を公開して2月5日で1カ月がたった。
同サイトは、「誰でも・いつでも・気軽に」をキャッチフレーズに、区が行った展覧会の作品や区が所有する美術品などが無料で閲覧できるもの。作品には一点一点、説明も加えている。
葛飾区では、文化芸術の裾野を広げるため、葛飾ゆかりの美術家と協働で展覧会を開いているほか、若手美術家の発掘も行っており、今後は、区内の展覧会や葛飾ゆかりの美術家が行うイベント情報なども順次掲載するという。
葛飾区地域振興部文化国際課の藤井優作さんは「昨年3月に企画が上がり、1年弱でサイト公開に至った。コロナ禍で美術館に行けない方々を考慮した企画でもある。現在の作品数は100点弱だが、順次追加していく」と話す。
同課の久保克彦課長は「今後は区内のアート情報であれば、このサイトを見てもらえれば全てそろっているくらいに情報発信していきたい」と展望を話し、「いつでも気軽に見ることができるので、区内の文化芸術を身近に感じてもらえれば」と利用を呼びかける。