パン店「BAKERY MEISTER（ベーカリーマイスター）」（葛飾区東立石3）が6月9日、葛飾・東立石にオープンした。

「ベーカリーマイスター」店内に並ぶできたてのパン

　約20年にわたりパン職人をしていた店主・奥田修士さんが独立して開いた同店。奥田さんは、現場監督などの職を転々としながらも「何か手に職をつけたい」という理由からパン職人を目指し、大手ベーカリーに就職。フランスでの修業経験もあるという。

　店名の「マイスター」は、「職人」「親方」といった意味を持つ。奥田さんは「一つのことを突き詰めた人間が創り出すモノや時間を、お客さまに楽しんでもらいたい」と、店名に込めた思いを話す。

　奥田さんのお薦めは、発酵バターをふんだんに使った「発酵バタークロワッサン」（280円）と、那須の御用卵ときび糖を使った「きび糖メロンパン」（230円）。「クロワッサンはバターの香りが芳醇に広がり、パリパリとした食感も楽しめる、当店の自信作」と話す。焼きたてのメロンパンを店先で頬張った児童らは「外はサクサクで中はふわふわ。これまで食べたメロンパンの中で一番おいしい」と話していた。

　オープン後、店先には開店前から行列ができている。こだわりの手法でパン作りをしているため、大量生産はできないという。奥田さんは「パンを楽しんでもらうために開いた店。おいしく食べてもらえるはず」と確かな自信をのぞかせる。

　営業時間は10時30分～18時30分。日曜・月曜定休。