葛飾・京成立石駅北口前の特設会場で9月2日、住民参加型の地域イベント「北口に捧げるフォーエバー2023～クリーン作戦と立石の思い出」が開かれる。

「北口に捧げるフォーエバー2023」ポスター（表）

　再開発により9月に解体工事が始まる北口エリアを思い、解体前の最後のイベントとして、参加者全員でごみ拾いをしながら思い出の地を巡る同イベント。毎年恒例の「立石フェスタ」が行われる9月だが、今年はイベント内容を変更して行う。主催は立石駅通り商店会。

　立石商店連合会副会長の細谷政男さんは「北口の再開発エリアは8月で全ての店が閉店または移転し、建物の解体が始まる。『これまでありがとう、北口を愛している』という思いと、新しく生まれ変わる北口への夢と希望を込めて企画した。ぜひイベントに参加して最後の思い出を作ってほしい」と呼びかける。

　北口エリアを歩きながらごみ拾いを行う「クリーン作戦＆重ねスタンプウォーク」は、3カ所のチェックポイントでスタンプを集めるとスタンプカードに隠れていた絵が浮き上がり、ガラポン抽選会に参加でき、立石特製自転車などの景品が当たる。併せて、立石の風景を撮影しSNSにアップする企画も行うほか、葛飾小学校による「金管パレード」、梅田小学校による30年受け継がれる「南中ソーラン」、ひなたアクターズスクールによるダンスパフォーマンス、葛飾区役所リサイクル清掃課と連携したフードドライブでイベントを盛り上げる。

　細谷さんは「このイベントは再開発事業に関わる京成電鉄や建設会社、葛飾区、そして工事中にもかかわらず北口駅前のイベント特設会場を提供してくれた立石駅北口地区市街地再開発組合など、皆さんの協力がなければ開催できなかった。心から感謝したい」と話す。

　解体される北口「呑（の）んべ横丁」で、最後の記念に写真撮影をしていた40代男性は「とても素晴らしいイベント。ぜひ参加してこれまでの感謝の気持ちを思いながら、ごみ拾いを行いたい」と話す。

　開催時間は10時～14時。