「第40回 新・寅さんまつり~寅さんの夕べ~」が8月26日・27日の2日間、柴又帝釈天の愛称で知られる経栄山題経寺(葛飾区柴又7)周辺で行われた。
映画「男はつらいよ」の主人公・車寅次郎役の渥美清さんが亡くなった翌年の1997(平成9)年から始まり、今回は4年ぶりの開催。寅さん似顔絵大会や鼓笛バレードなどを行い、境内と参道をライトアップした。
今年は毎年開催されていた盆踊りを中止したが、葛飾区観光協会理事の石川幾生さんは、その理由について、「昨年までのコロナ禍が影響し、継続が厳しくなってきた。今までの盆踊りを中止し、時代に合う企画を考えた」と話す。
盆踊りに変わる代案として、今年からライトアップ企画を実施。題経寺の境内と境内前の参道約700メートルの商店街を、今年の寅さんサミットのイメージカラーである青色にライトアップ。青一色に染められた柴又地区には2日間でおよそ1600人が訪れた。
石川さんは「もともと寅さんへの迎え火とともに、柴又を応援してくれる観光客に恩返しの意味を込めて行っている。今回のライトアップはとても評判がよく、来年以降も継続していきたい」と意欲を見せる。