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堀切に「サンドイッチ寺子屋野球部」 3つの要素で地域に愛される店に

店主の芝宮利明さん

店主の芝宮利明さん

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 サンドイッチ店「サンドイッチ寺子屋野球部」(葛飾区堀切4)が葛飾・堀切にオープンして、6月13日で3カ月がたった。

サンドイッチが並ぶショーケース

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 実家がサンドイッチ店を営んでいた店主の芝宮利明さんは「いつか自分もサンドイッチ店を出したい」という思いから、33年間の会社員時代には全国のサンドイッチを食べ歩いていたという。

 芝宮さんは「幼少期に経済的に厳しく塾に通うことができなかった時、支援してくれたのが当時所属していた野球チームの監督だった。恩返しとなることをしたいとずっと考えており、昨年は地域の野球部の子どもたちに勉強を教えていたが、店を構えるに当たり寺子屋スペースを併設した」と話す。サンドイッチと寺子屋と野球部、3つの要素を合わせて店名にした。

 店内正面には、定番から季節のフルーツサンドまで豊富な種類のサンドイッチが並ぶショーケース、奥には畳部屋の寺子屋スペースがあり、地域の人から寄付された野球関連の漫画や書籍、アート作品を飾る。サンドイッチの一番人気は「たまごサンド」(120円)で、「ツナ&チーズ&ちくわ」(240円)、リピーターの多い「煮たまご」(150円)と続く。好きな種類を複数選んで食べてもらえるように、また、多くは食べられないお年寄りや子どもたちのために、ハーフサイズで提供している。

 芝宮さんは「地域に必要とされて愛される店にしたいと思っているので、通勤時にサンドイッチを毎日買いに来てくれる人やまとめ買いしてくれる人がいてうれしい。寺子屋は子どもが勉強を教わるだけでなく、大人と話すことで社会勉強できる場所にしていきたい」と意気込む。

 営業時間は7時~売り切れ次第終了。月曜・日曜・祝日定休。

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