葛飾・奥戸の老舗煎餅店「鍛冶屋煎餅」(葛飾区奥戸1)が8月3日、イベント「ギラギラの太陽の下で 真夏のマルシェ」を開いた。
家族経営の同店は1927(昭和2)年創業。5代目店主・井口昭二さんの「長年この地で商売をやっているからこそ、改めてもっと地域のお客さまに店を知ってもらいたい」という思いから、今年3月に第1回のマルシェイベントを開いた。
第2回となる今回は、地元の「斉藤米店」やたい焼き店「TAI-MARU」、自然の木を使ったアクセサリーを販売する「ちえの木」、バインミーのキッチンカーが出店したほか、伊藤園葛飾支店は冷茶を振る舞うなど、地元の店と共に参加者をもてなした。煎餅の手焼き体験も行い、井口さん自ら焼き方を教え、参加した子どもたちは汗をかきながら初めての煎餅作りを体験した。
マルシェに参加した40代男性は「奥戸には駅も商店街もないので、こういったマルシェイベントは地元の人が喜び、地域活性化にもつながるはず」と話す。
井口さんは「宮城県産のつや姫で作っているこだわりの煎餅は、甘みやうまみがあり、おいしく作り上げているので、多くの人に味わってもらいたい。これからも、妻と子どもたちと家族総出で『みんなが笑顔になる煎餅』を目指して頑張りたい」と意気込む。