田中雅美さん、柴又小学校の水泳教室で「あいさつの大切さ」訴える

児童たちに水泳の楽しさを教える田中さん。田中さんの周囲には常に多くの児童たちがいた。

児童たちに水泳の楽しさを教える田中さん。田中さんの周囲には常に多くの児童たちがいた。

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 区立柴又小学校(葛飾区柴又4)で6月25日、シドニーオリンピック銅メダリストで、スポーツコメンテーターの田中雅美さんが水泳教室を開いた。

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 同教室は東京都と心の東京革命推進協議会が行っている「あいさつ運動チャレンジプロジェクト」の一環で行われたもの。同プロジェクトはオリンピアンオリンピアン(五輪経験出場者)をはじめとするアスリートが、学校や地域のイベントに訪れ、子どもたちとその保護者などにあいさつの大切さを訴える。今回は田中さんが水泳教室を通じて、あいさつと目標を掲げる大切さを訴えた。

 教室には、同校の5、6年生約180人の児童と保護者らが集まった。田中さんは平泳ぎの方法を教えるだけでなく、プールに入って一緒に実際に水泳を指導するなど、約1時間にわたって児童たちと交流を楽しんだ。

 教室の最後には児童たちにあいさつと目標を掲げる大切さを話し、授業当日に学んだことを当日以降も忘れずに掲げる取り組みとして「宣言カード」を配布。児童たちはそれぞれ目標を書いて、3カ月後に目標を達成したか確認する。

 教室が終わってから田中さんは「小学校高学年になると恥じらったりするなど距離感を感じることがあるが、今回の教室では児童たちが集まってくれて、非常に楽しく授業ができた。こんなに集まってくれるなんて、人生で一番モテた気分」と笑顔で振り返った。

 目標の達成については「自身も小学校高学年までは保育士を夢見ていた。オリンピック選手になるとは思っていなかった」と話し、「『オリンピック選手になろう』というような大きな夢ではなく、まずは小さな目標を掲げることが大事。それをクリアしていく経験を積んでいってほしい」と児童たちにエールを送った。

 同プロジェクトは今後も都内各所で行われる予定。

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