葛飾区にある生駒司法書士事務所(葛飾区亀有3)と店舗コンサルティングなどを手がける「みらい」(金町5)は7月から、共同で「商業・法人登記、お店づくりのワンストップサービス」を始めた。
サービスの対象は、起業・店舗開業などを行おうと考えている人で、法人登記や店舗ディスプレー、開業支援やコンサルティングなどを両社が窓口となり、一括して相談・発注ができるもの。
サービス開始にあたって、みらいの石井一郎社長は「開業などの法務手続きや、内装や集客など開業には多くの労力が必要とする。また、どこに相談を持ちかけていいかわからない場合が多い。今回は司法書士事務所とコラボレーションすることにより、煩わしい問題を一気に解決したいと思い始めた」と話す。
同サービスでは実際に顔を合わせて打ち合わせをする以外にも、ツイッターやユーストリームなどを使用したサービスを行う。「業種や場所を越えたさまざまな層の顧客に店づくりのワンストップサービスを認知してもらうことができる。今後は『顔の見えるサービス』としてユーストリームを使った起業相談会なども行いたい」(石井さん)。
両社は商工会の会合を通じて知り合い、同地域に会社を構えるところから、互いのサービスを成長させるサービスを思いついたという。今後について、石井さんは「起業時だけではなく、店をオープンしてからも『下町のお手伝いサービス』としてご活用いただけるように、起業後のサービス、例えば会計士さんや税理士さんとのリンクも考えたい」とサービスの拡充を目指す。