足立区立大谷田公園(足立区大谷田4)で2月20日、「梅まつり」が開催された。
同園は、カンコウバイやブンゴなどを代表する約13種170本の梅が咲く名所。毎年区と地域商店街が協力して開催する「梅まつり」は、曇天にもかかわらず約4,800人の来場者を集めた。
目の高さで楽しめるように剪定(せんてい)された梅園では、少し高くした木道を歩きながら梅の花を眺められる工夫が施されている。地元ボランティアスタッフによる梅園の説明会には多くの来園者が集まった。区土木課や区立郷土博物館(大谷田5)の特設展示では、アンケート回答者にストラップが当たるイベントも開催。特設テント前には来園者が行列を作った。
バーベキュー広場では、地元の大谷田3丁目商店街が模擬店を出店。甘酒やビール、焼き鳥などを来園者に振る舞った。
さらに今年は、区が公園や街路樹を伐採した枝を再利用し砕いて熟成した「樹木チップ」を配布したほか、シャクナゲの苗やブルーベリーの苗、野菜・草花の種の有料配布も行われた。収益金は「緑の募金」として、区の緑化運動に役立てるために利用される。同区公園整備課公園活用係の金沢大輔さんは「人気の恒例行事とあって苗の配布は昼過ぎには終了した」と盛況ぶりを振り返る。
梅園の開園時間は9時~17時。現在は三分咲きで、3月中旬まで梅の花を楽しめる。