亀有のみこし同好会「西三睦会」が7月から、被災地応援Tシャツ「絆Tシャツ」の販売を始めた。
黒地のTシャツは、背中中央に大きく「絆」の字をデザインしたもので、1着2,000円で販売し、原価1,500円を差し引いた500円が岩手県の桜の植樹資金になる。
企画を立案した花島誠さんは「一関市の青年部とは、ここ数年お互いのみこしを担ぐ仲で交流が深まっていた。今回震災で現地に応援に行った際、自分たちも継続できる動きを考えていた」と話す。
花島さんは、岩手県の気仙沼市などで桜の木が津波で流され、売上金で苗木を寄付しているニュースを知り、「亀有と東北の絆が強まる行動だと思った。みこしだけでなく桜の苗木を寄付して、気持ちが盛り上がる活動になれば」と、きっかけを話す。
現在、Tシャツは200枚ほどの製作を予定しており、町内会や地元商店街などから120枚ほどの注文を受けている。今後については、「予約だけでなはなく、協力してくれる店舗などで販売してもらい、多くの人に街の絆を知ってほしい」とも。
今後については、「Tシャツだけでなく、さまざまな形で岩手・東北を支援していきたい。一関のみんなはみこしで知り合った一生付き合いたい仲間。さまざまな交流を深めて、活気を取り戻していきたい」と期待を寄せる。
TシャツのサイズはSS~XXLの6種。販売・予約などの問い合わせは味彩(葛飾区亀有3、TEL 03-3838-3814)まで。