堀切水辺公園(葛飾区堀切1)で1月28日、「第4回堀切大凧(だこ)揚げ大会」が開催された。
同大会は地元堀切中学校の同窓生たちが集まり、昔遊びを普及させようと企画したもの。開催は今回で4回目。会場には「白根大凧合戦」で有名な新潟市南区白根地区の物産市のほか、地元堀切商店街の店舗からの出店もあり、会場をにぎわせた。
会場では、葛飾区立堀切中学校の生徒ら約260人が集まり、たこ揚げに参加した。生徒たちはそれぞれ美術の時間に製作した和だこを揚げ、雲一つない青空にそれぞれがデザインした和だこが優雅に空へ飛んだ。
白根地区から持ち込んだ約24畳の大だこを中学生たち約30人で揚げるイベントが始まると、写真愛好家などたちがスカイツリーを背景に写真撮影するため、生徒たちの周辺に集まった。
大だこ揚げは大凧合戦のスタッフの掛け声で一斉に駆け出し、24畳ある大だこは地上からゆっくりと離れていった。大だこは地上から高く上がり、会場では歓声が上がった。大だこは5分ほど空をゆっくりと舞った後、静かに地面に着地。荒川の向こうに見えるスカイツリーとの絶好のシャッターチャンスとなった。
大だこを揚げた石田大樹くん(3年)は「空に上がったときにとても重く感じた。来年からは高校生になるが、機会が合えばまた大だこを揚げてみたい。とてもいい思い出になった」と話していた。