都立水元公園にある「水元かわせみの里 水辺のふれあいルーム」で9月17日まで、「夏休み生きもの絵画コンクール」の投票が行われている。
今年で3回目となる同コンクール。子ども向けの企画が少ない同館で、多くの生物を知ってもらおうと、2010年から始められた。対象は幼児と小学生で、未就学の部から小学校5・6年生の部まで4部門が設けられている。
テーマは「この夏、水元公園で見つけた生き物」。用紙サイズや画材の指定はなく、自由に描くことができる。8月末までの募集で、今年は例年を上回る27作品の応募があった。9月1日より同館内に掲出され、来館者が部門ごとに1作品投票する形を取る。
各部門の入選4作品は今月19日より展示し、入選者には賞品として、同館写真コンテストで入選した作品のポストカードや、同館スタッフによる特別ガイドのチケットなどが進呈される。
同館スタッフの佐藤真人さんは「生き物の細かい生態まで丁寧に描き込まれているなど、住む環境をしっかり捉えている作品が多い」と応募作品のレベルの高さに驚いた様子。今後については「近隣の水元地区や埼玉県の三郷市からの応募は多いので、もっと多くの小学校で学校ぐるみで参加してほしい」とも。
散歩がてら来館し、同コンクール作品を鑑賞していた東水元の田口玲子さん(54)と孫の詩帆莉ちゃん(11カ月)は「私の娘、この子の母親が小学生のころ、同じように生き物の絵を描いて表彰されたことを思い出した。みんな上手に一生懸命描いていて1作品ずつ選ぶのは難しい」と話した。
入選作品の展示は9月30日まで。