テクノプラザかつしか(葛飾区青戸7)で10月17日、「第29回葛飾区産業フェア」が始まった。
昨年に続きテーマに「葛力(かつりょく)!」を掲げ、「工業・商業・観光展」(17日~19日)と、「農業・伝統産業展」(25日~26日)の2部構成で展開する。
両イベントで参加するのは173ブースに約480社。それぞれの技術や日頃の活動内容の報告のほか、体験教室や実演販売なども行っている。
今年初出展したのは、葛飾区の伝統産業と文房具のコラボレーションしたブランド「EDO-LABO」の実演販売。同ブランドは、コ・ラボ(葛飾区新小岩7)が開発・販売するもので、羽子板や印伝の生地を使ったシステム手帳などが有名。フェア期間中、生地を選び自在にカスタマイズすることができる。
フェアで手帳を購入した区内在住の末松聖子さんは「存在は知らなかったが、フェアで手帳を知り購入した。とてもかわいらしくスケジュール帳も3年分あるので、今後長く自分の手帳として使っていきたい」と話す。
製作を担当する同社の白田眞樹さんは「産業フェアに出店するまで足掛け2年掛かった。現在は都心のセレクトショップなどに納入することもでき、多くの人々に知られるようになってきた。産業フェアを通して葛飾区の産業をもっと知ってもらい、全国区になるきっかけになれば」と話す。
開催時間は10時~17時(19日・26日は16時まで)。入場無料。