タカラトミーアーツ(葛飾区青戸4)は3月20日、クッキングトイ「超ニギニギおうちで回転寿司(ずし)」を発売した。
同商品は家庭で手軽に回転ずしが楽しめるキット。「スポーン」と呼ばれる器具で握り・手巻きと双方のシャリが成形でき、出来上がったすしは漁船に載せてレールの上を走る。子どもでも簡単にシャリや巻きずしが作れ、スポーンは分解し丸洗いもできる。回転ずし店の特徴である回転の仕掛けはレールで表現し、漁船型車両「大漁丸」が皿を載せた台車を4両までけん引して走る。
発売のきっかけは昨年夏、同社が発売した「超ヒエヒエ 北極流しそうめん」の反響が大きかったことから。開発チームは「クッキングトイの市場がある」と確信したのと、同社の独自調査「アーツ『いまどき』リサーチ」で行った「家族にとってのご馳走(ちそう)は」という問いで1位だったことからすしをテーマにした。
「スポーンは当初、大型の機械という案もあったが、子どもでも扱いやすい機能性と手入れのしやすさを重視し、この形に至った」と開発を担当した平林千明さん。開発で苦労した点として電車の速度を挙げ「早過ぎるとカーブでネタが飛んでしまうため、改良を重ね家族で回転ずしを楽しむのに最適な速度に仕上げた」とも。
価格は6,500円(税別)。全国の雑貨店、玩具専門店、量販店の玩具売り場などで扱う。