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葛西神社で「泣き相撲」初開催へ-乳児期卒業の思い出に

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 葛西神社(葛飾区東金町6)で6月1日、「一心泣き相撲」が初めて開催される。

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 「泣き相撲」とは、乳児の健康と成長を祈願する日本の伝統行事。しこ名を入れた兜(かぶと)と化粧まわしをつけた2人の乳児が、力士に抱かれて土俵に上がる。本来は泣き出す早さや泣き声の大きさを競うのが「泣き相撲」だが、当日は勝敗を付けず「勝負預かり(引き分け)」となる。両者の泣き声に合わせて行司が「縁児泣きたるは万歳楽」と健康と成長を祈願して終了する。

 同日は境内に土俵を設置。好きな化粧まわしを選び着用する。同行事を開催する理由について、同神社の香山伸一宮司は「近年、家族の行事が少なくなっていることを懸念している。父母や祖父母も一緒に子どもの元気な泣き声を聞いて、健やかに育っている喜びを共有してほしい」と話す。「泣き相撲は赤ちゃんの卒業式。乳児期を卒業する節目を家族で感じる思い出になる」とも。

 参加者は、泣き相撲のほか、本殿での祈とうやしこ奉納、太鼓の上に赤ちゃんを乗せて成長を祈願する「背伸び太鼓」なども体験できる。記念手形やお守りなどの記念品の進呈も。

 開催時間は10時30分~12時30分。参加費は1万3,000円。雨天決行。詳細や空き状況はウェブサイトで確認ができ、当日の飛び入り参加も可能。

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