亀有に6月25日、「CAFE Cazz」がオープンした。店舗面積は約21平方メートル、席数は10席。
オーナーの秋谷(あきや)和正さんは現在55歳。喫茶店、ホテルのコック、不動産業、建築業とさまざまな仕事を経験しながら、いつか自分の店を持ちたいという思いを持っていたという。
場所は秋谷さんの妻の実家が所有するマンションの1階。元は管理人室があった所で、キッチン奥の壁にはそのころの名残の窓が残っている。アメリカの昔のスチール看板を復刻したレプリカや、「昔、自宅で使っていた」という黒電話などをディスプレーし、こざっぱりした印象に仕上げている。
メニューは、「ホットコーヒー(炭焼き)」(380円)、「モカ」「キリマンジャロ」(以上450円)、「紅茶(ミルクorレモン)」(380円)、「紅茶 アールグレー」(400円)、「ミルクレープ」(350円)、「コーヒーゼリー」(380円)、「トースト」(250円)、「バドワイザー」(450円)など。
音楽にもこだわりがあり、秋谷さんが好きなジャズやボサノバを流す。「そんなに詳しくはない」と謙遜するが、50枚以上のCDを用意している。
「自分たちと同じくらいの団塊の世代は、今とても元気な世代。一昔前のように、囲碁や将棋というタイプでもない。そういった定年を迎えた人が気軽に、ゆっくりと集まれる居場所となれば」と秋谷さん。また「団塊の世代がちょうど青春を迎えたころは、ビッグバンドがいろいろと生まれた時代。音楽好きの60歳以上も多いのでは」とも。
営業時間は10時~20時。火曜定休。