見る・遊ぶ 暮らす・働く

葛飾・高砂の商店街にゆるキャラ誕生-商店街とデベロッパーがタッグ組む

キャラクター募集では最優秀賞1名と、優秀賞2名が選ばれた。マンションギャラリーにて掲出中

キャラクター募集では最優秀賞1名と、優秀賞2名が選ばれた。マンションギャラリーにて掲出中

  • 0

  •  

 高砂に建設中の「イニシア高砂セントラルフォート」マンションギャラリー(葛飾区高砂5)で10月20日、高砂地区のゆるキャラの原画展が開催された。主催は葛飾区高砂南町商友会とコスモスイニシア。

[広告]

 同展の経緯について、同マンションのPRを担当するエス・ピー・サービスの中谷信一さんは「このマンションは高砂商店街を通る場所に位置するため、商店街と一緒に街を盛り上げたいと考えた。この街を知ってもらうため、街のキャラクターデザインを住民から募集する企画を立ち上げた」と話す。今年5月に募集を開始。ポスターの掲出やチラシの配布で約2カ月の応募期間中、4歳から69歳まで50通の応募があったという。投票は同マンションギャラリーの来場者と商店街の有志によって行われ、受賞作品が決定した。

 最優秀賞に選ばれた作品は、キャラクター名が「たかさゴン」。結婚式の「高砂席」など、「たかさご」にめでたいイメージあることから、魚の「タイ」にご祝儀袋を着せた姿。受賞の決め手について中谷さんは「地名が入っていること。タイとご祝儀袋という、高砂にちなんだおめでたい感じが良かった」と話す。キャラクターはプロによってイラスト化し、身長約2メートルの着ぐるみを作る。

 応募作品を受け付けたコスモスイニシアの有馬鮎子さんは「作品に地名が入っているものが多く、地元を大切にする気持ちが伝わってきた」と感心した様子。受賞作品以外にも「タカサGo」「高砂うっちー」、南町商友会にちなんだ「ミナミン」、京成高砂駅が京成線と北総鉄道の共同使用駅であり、この地区の名物となっている「開かずの踏切」にちなんだ「ふみきりん」など、ネーミングも多種多様。「応募作品一つ一つが面白かった」とも。

 同商友会会長の藤井邦仁さんは「おめでたいゆるキャラが生まれて良かった。信頼できる企業と一緒に進める中で、段取りの良さなどとても刺激を受けた。街の活性化の第一歩に力を貸してもらったと感謝している。今後、このゆるキャラを生かして商店街も頑張りたい」と抱負を語った。

 同キャラクターは、10月25日の授賞式でお披露目となる。翌26日の「高砂音楽祭」でもステージに登場予定。今後は、マンションの広告、チラシのほか、商店街の売り出しや地域イベントなどで活躍する。

葛経ラジオ
エリア一覧
北海道・東北
関東
東京23区
東京・多摩
中部
近畿
中国・四国
九州
海外
セレクト
動画ニュース