テクノプラザかつしか(葛飾区青戸7)で12月27日、「青戸年越し楽座」が開催される。主催は青戸公団前通り商栄会。
同会は、2011年に「復活」した商店街。1957(昭和32)年、約20店舗の加盟店から始まり、最盛期にはおよそ40店舗まで拡大したが、1990年代に入り加盟店舗数が激減。数年後には同会会長の店「鰻いづみ」(青戸5)1店舗のみとなり、商店街としての活動は実質「休止状態」となった。休止状態でも、街路灯の管理など事務作業が発生するため、その作業は現会長・越智恒次(こうじ)さんの父(前会長)が1人で行っていたという。
復活のきっかけは3年前。区商店街連合会のホームページの作成の話が持ち上がり、同連合会より復活の打診があったことから。越智さんは「父には『今さら商店街に入る店なんてない』と言われたが、せっかくの機会だったので近隣の約40店舗の商店に話をした」と当時を振り返る。
同会復活の動きに対し、「待っていた」「やりたかった」との賛同の声も上がり、現在、加盟店は10軒以上。同様に活動休止状態に陥っていた近隣の商店街「七栄会」も吸収し、エリアを拡大して「復活」した。
同イベントは、同会がさらに一致団結し、活気ある商店街に盛り上げることが目的。内容は、月亭方正さんなどの落語や、和太鼓演奏、よしもと芸人が行う「屋台村」など。また来場者には先着300人に「青戸藤綱」のアンパンが進呈される。
開催時間は10時~15時。入場無料。