タカラトミー(葛飾区立石7)は、6月20日、子ども用のカメラ付きウェアラブルガジェット「プレイウォッチ」の販売を開始する。
同商品は、VTech Electronics Limited(香港)が販売している製品「vtech」の版権を同社が得て、デザインなどを日本人向けに変更したもの。「遊びを身に着けよう」をコンセプトに、動画や写真撮影、ボイスレコーダー、ゲーム等の機能を搭載。今後拡大すると予想されるウェアラブル端末市場をにらみ、子どもが楽しく安心して遊べる機能に特化したスマートウオッチとして販売する。
1.41インチのカラータッチパネルは静電容量方式を採用しており、スマートフォンと同じようにスワイプやタップ等でスムーズな操作が可能。本体の上側面にレンズがあり、腕に付けたまま写真や動画が撮影できる。充電やデータの取り出しは同梱(どうこん)のUSBケーブルを使って行う。長時間ストレスなく着けられるように、ベルトには子どもの肌にも優しいシリコン素材を採用した。
「探偵ゲーム」「回転パズル」「フィンガーダンス」の3種のゲームを内蔵。英語での時刻の言い方を学ぶ「タイムマスター」や、全50種類から時計デザインが選択可能な「ファッション」、録音した声にエフェクトを付けられる「ボイスチェンジャー」などの機能も。インターネット接続やWi-Fiなど通信機能は搭載していないので、課金やネット上でのトラブルの心配はない。
同社広報課の山下由衣さんは、同商品の市場として「ターゲットとしては小学校低~中学年を中心に考えているが、発表後の反響から小学生高学年やハイターゲット層にも受け入れられる要素があると感じている」と話す。同商品の活用について「子どもの目線はとても新鮮。ガジェットを身に着けて外で写真やムービーをたくさん撮ってもらいたい。帰宅後、ガジェットを見ながら親子の会話も弾むのでは」と期待を寄せる。
価格は7,980円(税別)。タカラトミー通販サイトのほか、全国の玩具専門店、玩具売り場などで販売する。