亀有の「焼酎ダイニングあづま」(葛飾区亀有3、TEL 03-3604-9440)が取り扱う焼酎が4月で300銘柄を突破し、話題を集めている。
同店は昨年3月にオープン。カウンター席とテーブル席の18席の店内では、家庭的な大皿料理と日替わりの料理がメーンで、利用客は地元の20~40代の男性が中心。
開店当初は30種程度の焼酎を置いていたが、昨年9月から「より特色のある店舗作り」を目指し、オーナーの鎌田さんと店長の金子さんが「焼酎ダイニング」をコンセプトに扱う焼酎を増やしていった。鎌田さんは「最初はどこに問い合わせていいかわからず、2人で酒蔵や焼酎専門店、同業者に聞いて回った。その当時から300本はそろえたいと話していた」と振り返る。200本を増えたあたりから常連客だけでなく新規の来客も増えた。「ただ営業しているだけでなく、オリジナルの特色を出すことが大事ということがわかった」(同)とも。
焼酎の本数は次第に増え、取引の業者も多くなり、現在では304種類の焼酎が店内を囲む。焼酎をディスプレーする棚はすべて金子さんの手作りによるもの。金子さんは「次はどこに棚を作るか楽しみだったが、現在は棚を作るスペースがない。次はどこに焼酎を飾るかが課題」と笑う。
オープン当時からの常連客で、現在は同店のスタッフとして活躍する森田さんは「雰囲気もとてもよく、通いやすい店。焼酎好きもあって通っているうちにスタッフとして手伝いもしている。今後もこの店を通じていろんな人との交流ができれば」と話す。
営業時間は18時~24時。日曜定休。