葛飾・柴又の熱帯魚店「アクアショップとら」（葛飾区柴又1）がオープンして、2月27日で2カ月たつ。

古代魚の一種「ネオケラトドゥス・フォルステリ」

　店主は以前より熱帯魚が好きで、趣味が高じて開業を決めたという。店内は熱帯魚の生育に適した温度で管理し、隙間なく多数の水槽を並べる。100種類以上の熱帯魚をそろえ、「タツノオトシゴ」などの海水魚から、金魚などの淡水魚、「パカモン」といった珍しい熱帯魚まで豊富な種類の魚を展示・販売している。オープンに向け、「水槽台の製作のみ専門業者に依頼し、設置や配管工事は全て自分で行った」と苦労を振り返る。

　珍しい魚を多く取り扱うが、「特に日本ではなかなか見られない中国産の『サメガシラ』や『ネオケラトドゥス・フォルステリ』に注目してほしい。初心者向けの熱帯魚では『ベタ』という魚種が人気」と話す。熱帯魚の価格帯は1,000円台から十数万円までと幅広い。

　来店客は子どもから高齢者まで幅広く、熱帯魚愛好家や家族連れなどの姿も。地元住民のほか、SNSなどで情報を得て来店する人も増えており、「熱帯魚を見て癒やされて帰る人も多い」という。

　店主は「希望の魚があれば仕入れも可能で、価格も安めに設定している。人気ユーチューバーが来店するほど珍しい熱帯魚もいるので、マニアの方にも来店してほしい。初めて熱帯魚を飼育する際に分からないことがあれば、何でも質問してほしい」と来店を呼びかける。

　営業時間は13時～19時。火曜・水曜定休。