葛飾区は7月21日に柴又で開催される「葛飾納涼花火大会」の開催を決行すると発表した。
同大会は、今年で43回目になる葛飾区の夏の目玉イベント。毎年、約35万人の見物客が集まる。漫画「こちら葛飾区亀有公園前派出所」や映画「男はつらいよ」でしばしば花火大会の様子が描かれるなど、「下町の象徴」として根強い人気を誇っている。
今年のテーマは「八物語 夏の夜の華」。1時間に打ち上げ総数約10,000発を打ち上げる。テーマオリンピック・世界宇宙年など8つのテーマに分かれて特徴のある花火を演出し、オープニングでは区の区花であるハナショウブをイメージした紫色一色で花火大会を盛り上げる。
今回は、未明から降り続いていた雨のため、翌日の順延が危ぶまれていたが、区では開催の決行を発表。予定通り19時20分から開催する。
現在、区の実行委員会には問い合わせの電話が殺到し、つながりにくい状況になっている。
同大会を皮切りに都内では「第31回足立の花火」が23日に、「第32回隅田川花火大会」が25日にそれぞれ開催され、都内の主要な花火大会シーズンが幕を開ける。