
亀有のラーメン店「ハウスラーメンヌードルズ」(葛飾区亀有3)が7月7日で1周年を迎え、7月5日~7日の3日間、1周年イベントを行った。
店主の中川雄一郎さんは、「カウンターでお客さまと顔を合わせながら接客したい」という思いからラーメン店「武蔵家綾瀬店」(足立区)で勤務。その後、「ラーメン三浦家」(金町6)、「輝道家水道橋駅前店」(千代田区)と有名ラーメン店で修業を積んだ後、同店をオープンした。「店名はこれまで修業してきた『家系』へのリスペクトを込めて、『ハウス』という言葉を冠した店名にした」と振り返る。
店内はカウンター8席。ラーメンは多くのトッピングが入る「ハウスラーメン」(1,400円)、「チャーシューメン」(1,200円)、「ラーメン」(900円)のほか、学生限定でライス食べ放題が付いた「学生ラーメン」(1,000円)、麺半分・卵トッピング付きの「レディースラーメン」(850円)、「こどもラーメン」(500円)を提供する。その他、ライス、各種トッピングなどもそろえる。
提供しているラーメンは他の家系ラーメンとは異なり、鶏ガラを使わない豚骨のみをベースにしたスープに、中太ストレート麺を合わせる。「これまで修業してきた店はパンチのあるスープだった。亀有という街に合わせた味にするため、鶏ガラを使わないマイルドなスープを考えた」と中川さん。チャーシューは低温調理でレアに仕上げ、ラーメンだけでなく、ライスにも細かく刻んで添えられており、「ライスを注文した人に、ちょっと得した気分になってもらえたら」と話す。
1周年イベントでは、麺を歯切れの良い「卵麺」にして提供したほか、1周年記念Tシャツの販売や、アクリルキーホルダーの無料配布を行った。2日目のみ、通常使わない鶏ガラをふんだんに使い、家系らしさを際立たせた「1周年限定ラーメン」を100杯限定で提供した。1周年イベントを終え、中川さんは「1年間、常に目の前のお客さま一人一人との会話を大切にしてきた。当日は想像以上に多くの方に来店してもらい、限定ラーメンには2時間以上並んでいただいた方もいた。外の行列を目にした瞬間、思わず込み上げるものがあった」と振り返る。
今後については、「これからもおいしいラーメンを作り続け、世代を超えて食べ継がれていくラーメン店になりたい。いずれは2店舗目のオープンも考えており、時間があれば新たなラーメン作りの学びにも挑戦したい」と意気込む。
営業時間は、11時~14時(土曜・日曜・祝日は15時まで)、18時~21時。