
「むっちゃん万十(まんじゅう) あおと駅前店」(葛飾区青戸1)が葛飾・青戸にオープンして、9月8日で1カ月がたった。
むっちゃん万十は、ムツゴロウの形をし、生地の中にクリームやハムエッグ、ウインナーなどの具材を入れた長崎発祥の焼き菓子。福岡を中心に広がり、以来、約40年間愛され続けるソウルフード。福岡出身の店主が「学生時代の味が忘れられない」と4年前にフランチャイズ店として、浅草に東京初出店。諸事情で閉店したが、今回、再オープンを果たした。
メニューは、一番人気の「ハムエッグ」(340円)のほか、「カスタードクリーム」(280円)や、豚の角煮入りの「とんとん」、大ダコ入りの「ごろごろちゃん」(以上380円)などバラエティー豊かな9種類をそろえる。「生地はたい焼きとパンケーキの間のような食感で、具材は甘いものから総菜に近いものまでさまざまあり、量もぎっしり詰まっている」と店主。キャベツは葛飾産を使っているが、それ以外の多くの材料は九州から取り寄せ、現地の味を「極力」再現する。
SNSなどで情報を得て来店する人も増えており、「週末には遠方から買いに来てくれるお客さまもいて、とてもうれしい」と言う。店主は「まずは葛飾区に根を張り、地元の皆さんに愛してもらえるような店作りを頑張りたい。1個から買えるので、気軽に手に取ってほしい」と呼びかける。
営業時間は11時~19時。火曜定休。