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葛飾・金町の純喫茶「シャレード」が移転 昔の面影残しリニューアル

店主の仮屋園貴瑛さんと妻の友観さん

店主の仮屋園貴瑛さんと妻の友観さん

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 純喫茶「シャレード」(葛飾区東金町1)が旧店舗近くに移転・リニューアルオープンして、10月1日で1カ月がたった。

人気メニューの「ふわとろ極上たまごサンド」

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 同店は1968(昭和43)年、現在の店主で2代目の仮屋園貴瑛さんの両親、仮屋園栄一郎・郁子さん夫婦が金町駅北口に開業した老舗。以来56年間、同所で営業を続けてきた。今年6月1日、立ち退きを理由に一時閉店。9月1日に旧店舗からほど近い場所に移転し、新たな一歩を踏み出した。

 新店舗の席数は33席。内装は茶色とグレーを基調としたレトロモダンで、新たにカウンター席と女性専用トイレを設けた。壁には貴瑛さんの三男が描いた絵を並べる。新たな装いを見せる一方、旧店舗の食品サンプルやステンドグラス、ゲームテーブル、ソファの一部はそのまま使い、昔の面影を残している。

 メニューは、以前から親しまれている、「ふわとろ極上たまごサンド」(1,180円)、「シャレード特製ナポリタン」「昔ながらのオムライス」(以上1,350円)、「自家製コーヒーゼリー」(850円)、「プリンアラモード」(1,080円)などを引き続き提供する。貴瑛さんは「特に、『ふわとろ極上たまごサンド』は、ホテルのレストランで修業を積んだ際の自慢の一品」と胸を張る。具材が水分を吸ってもおいしく食べられるように、食パンは適切な状態のものを使い、比較的厚みのあるものを下、薄いものを上に載せて切ることで形を保ち、具材とのバランスを取っているという。

 貴瑛さんは「お客さまに喜んでもらえるように、日々試行錯誤している。来店していただいたからには、家庭では味わえないものを提供したい。特に卵料理には自信があるので、『ふわとろ極上たまごサンド』を一度味わってほしい」と呼びかける。

 営業時間は10時~18時。日曜定休。

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