
よしもと流産業人育成ワークショップ「FP1級芸人サバンナ八木講演会」が10月2日、テクノプラザかつしか(葛飾区青戸7)で行われた。
お笑い芸人・サバンナの八木真澄さんは1994(平成6)年、柔道部の後輩だった高橋茂雄さんとお笑いコンビ「サバンナ」を結成。以後、数々のバラエティー番組に出演し、一発ギャグの「ブラジルの人、聞こえますかー?」などで人気を博した。昨年、合格率10%といわれるファイナンシャルプランナー1級に見事合格。講演では、芸能活動を行う八木さんが資格取得を目指した理由や、独自の勉強方法などを語った。
現在51歳の八木さんは19歳の時にお笑いの世界に足を踏み入れ、芸歴31年目を数える。当初より仕事は順調だったが、2022年、11年間にわたりレギュラーを務めた昼の情報番組「ヒルナンデス!」を卒業することになり、「急に卒業と言われてガーンとした。ヤバいと思った」と、当時の心境を告白。他のレギュラーも全てなくなり、「嫁も子どももいて、大阪に家も買っていてどうしよう」と途方に暮れたという。
一時は「芸人を辞めようと思った」と追い込まれたが、47歳で就職活動は現実的でなく、「このままではアカン」と一念発起して、ファイナンシャルプランナー(FP)の受験勉強を開始。「3回落ちても諦めなかった」と努力を続け、「2024年、FP一級に合格することができた」と八木さん。その裏には独自の勉強法があったと話した。
八木さんは「1日2時間勉強すると決めたら、テスト前日も2時間勉強する。日々の延長線上にテストがある感じで、テストが終わった翌日も2時間勉強をする」と決めたことをひたすら守る日々だったという。「だからテストや試験を意識しない。テスト前日にも普通に飲みに行ったし、全然気にしない。そのおかげで長続きした。一日のルーティンだけを意識したら、気付いたら家に合格証書が送られてきたような感じ。だから一日のルーティンを決めることが大切」と参加者にメッセージを送った。