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葛飾・柴又で「寅さんサミット」 山田洋次監督らが寅さんへの思い語る

(左から)ヒコロヒーさん、山田洋次監督、北山雅康さん

(左から)ヒコロヒーさん、山田洋次監督、北山雅康さん

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 映画「男はつらいよ」の舞台である柴又帝釈天(葛飾区柴又7)周辺で11月1日・2日の2日間、「寅さんサミット2025」が開かれた。

トークショーの最後に「愛の讃歌」を披露する志穂美悦子さん

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 「日本の原風景を守り、後世に伝える」をテーマに2015(平成27)年から続く同イベントは毎年、柴又で開催しており、今回が11回目。会場では、映画のロケ地となった全国25の地域がブースを出し、名産品の販売や観光PRを行った。

 ステージイベントでは、同作の山田洋次監督と「くるまや」の店員・三平役の北山雅康さん、寅さんファンのお笑いタレント・ヒコロヒーさんのトークショーが行われた。

 山田監督は寅さん役の渥美清さんについて、「ああいう天才がいたから、寅さんの映画をたくさん作れた。あの人なしにはとても作れなかった」と語り、ヒコロヒーさんは「とんでもない人なのに憎めない、みんなに愛されるところがお笑いの世界と通じる」と、ファンになったきっかけを振り返った。

 ステージには同作の37作目「男はつらいよ 幸福の青い鳥」でマドンナ役を務めた、花創作家でシャンソン歌手の志穂美悦子さんも登場。「撮影ではアドリブが飛び交う現場に苦労したけど、渥美さんの懐に入って芝居ができるという安心感が大きかった」と当時を懐かしんだ。

 特設会場には自前の寅さん衣装に身を包んだファンが多く来場。その中の一人は「もともと映画好きで、放送関係の会社に勤めたことがきっかけで、さらにファンになった。寅さんファンが集まるこのイベントには毎年来ているが、ファン同士の交流も楽しみ」と話していた。

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